PS3版『テイルズオブベルセリア』、無事トロコンしたのでレビューします。
テイルズはアビスまですべてプレイ済、以降は離れていたのですが、テイルズ初の女主人公ということで興味を惹かれてプレイしました。
結論としては、買ってよかったです。テーマがテーマだけに重く苦しい物語ではあるけど、面白かった。特にキャラクターがよかったです。
テイルズオブベルセリアについて
【概要】
PS3、PS4で同時発売されたゲーム。
私がプレイしたのはPS3版ですが、特にロードが長いということもなく、快適にプレイできました。
リニアモーションバトルシステム式RPG。
アクション要素はありますが、易しめ。難易度を下げればボタン連打で勝てます。
主人公はベルベットで固定。
恋愛要素は、ラフィ→ベルベットをほのめかす程度です。
その他のメンバーは特ににおわせる要素もなく、頑張って妄想すると補える感じです。
ストーリーは復讐がメインとなっており、完全に主人公たちが「悪」側。
テイルズのチャットシステムは健在。イラストも豊富で、くすりとする会話からストーリーに関わる情報までチャットで楽しむことができます。
ちょっとしたミニゲームもあり。
引継ぎ要素あり。
イベントスキップ可。
街の人との会話含め、フルボイスです。
プレイした感想など
テイルズも進化したなあ、としみじみしながらプレイしていました。
ボイス量はかなりのもの。そして主人公ベルベットの中の人の演技が本当にすごい。ぜひ聞いてみてほしいです。
戦闘もかなり爽快感があり、楽しいです。
以前はどちらかというとTP制の方が好きだったのですが、ベルセリアをプレイしてから積んでいたTOVをプレイするともたもたしているように感じてしまうくらい、ベルセリアはスピード感がありました。(ヴェスペリアの戦闘がもたもたしているのは初めてプレイしているためスキルが揃っていないせいもありますが)
チャットも会話も数多く、キャラクターたちに愛着がわきます。メインパーティで嫌いなキャラクターは一人もいません。
ラフィ→ベルベットの恋慕も見ていて微笑ましく、そして切なくなります。
復讐がメイン、そして復讐対象が世界中から慕われる存在であるため、どうしてもベルベットたちは悪となってしまうのですが、そういう「正常な世界から弾かれてしまった人々」の物語でもあります。
道を外れてしまったなら外れてしまったなりに、自分の正義を抱いて突き進む姿には、感じ入るものがありました。
メインシナリオは重いのですが、サブイベントは数少ないながらも笑えるものがあったり。
マギルゥと仲間たちによる漫才イベントは必見です。
ベルベット&マギルゥ、ラフィ&マギルゥ、アイゼン&マギルゥがお気に入りです。
あとクワカブ論争も。
ちなみに一番好きなキャラクターはビエンフーです。あんなにかわいいのになぜ虐げられているのだろう……。
トロコンはたぶん易しい部類です。
周回していたらとれていると思います。
引継ぎ要素も豊富だし、イベントスキップも可能で、さくさく周回しやすいつくり。
何より戦闘が楽しいので苦になりません。これは大きい。
レアバードが欲しかったですが、ワールドマップがないので仕方ないかな。
不満点もそれなりにあれど、それを上回る楽しさでした。
こんな人におススメ
女性主人公、復讐、重めのストーリー、魅力的なキャラクター、チャットシステム、爽快感のある戦闘、といったワードにぴんとくる方にはオススメです!