PSP名作記事をまとめていたら、再プレイしたくなって一気にクリアしてしまったのでレビューを書きます。
『MISSINGPARTS the TANTEI stories Complete』です!
ミッシングパーツについて
【概要】
本格推理アドベンチャーゲーム。
主人公を操作し、事件の解決のために情報を集め、推理していきます。
1・2話はそこまで分岐したりはしませんが、3話以降は集めた証拠や推理などによって話の展開ががらりと変わります。
最終的にプレイ内容によってA・B・Cにランク付けされ、基本的にAランクをとっていることが前提で話が進んでいきます。
全6話。
もともとDCで3本に分けて収録され、PS2版でも前編後編に分けて発売されていましたが、PSP版は全話収録されています。
それだけあって、テキスト量やイラストなどは膨大。読み進めているだけでもかなり時間がかかります。
読みやすいテキストと引き込まれるストーリー、魅力的なキャラクターが光る作品です。
プレイした感想など
※以下若干ネタバレ含んだ感想です。
犯人の名前や事件の真相には触れていませんが、少しでもネタバレを見たくない方はご注意ください。
プレイしたのがだいぶ前だったのですが、記事を書いたのをきっかけに再プレイしたくなり、PSP版を引っ張り出してきました。
思い出補正が強いだけだったかなあと思ったらやっぱり普通に面白かったです。
立ち絵も位置がころころ変わって凝っててドラマみたいで、BGMも聞いてて飽きないし、イラストもキレイで、何よりシナリオが読んでてドキドキわくわくします。
1・2話は導入、3・4話から加速度的に面白くなり、5話で一気にぐいーっともっていかれ、6話はいろんな意味で感慨深くなりました。
私が初めてプレイしたのはPS2版だったので、PSPで手軽にまとめてプレイできるのはよかった。
やっぱりAVGは携帯機でプレイしたいし。
ただ、PSP版は拡大文字がちょっとぼやけてたりするのが気になりますね。
あと、一回最後までプレイすると1・2話の主人公の性格に違和感を覚える……。「はよーっす」ってお前、そんなこと言うキャラじゃなかっただろ!と突っ込んでしまう。書いてる人は同じっぽいのに、間が空いてキャラを忘れたのでしょうか? 声優さんじゃあるまいし……。
それと1・2話はシステムがつらい。あちこち言って証拠を集めたりするわけですが、1Fホール→2Fホール→3Fホール→3F廊下、みたいにいちいち場所が細かく分かれてて選択回数が異様に多い。
特に最初はどこに何があるかわからないので、移動の不便さはかなりつらい……。
そのせいで、話やキャラクターは上位に入るくらい好きなのに、1・2話を再プレイする気にならない。
まあ、そのへんの不便さも含めて情報を集めていくのは楽しいので、いいのですが。
しかし、このゲーム、かわいいヒロインは毎回出てくるし、レギュラーヒロインもいるのに、ちっとも色っぽい雰囲気にならないのが逆にすごい。ヒロインはお好きにって感じなのかなー。
総合的に、ちょっとずつ真相に迫っていく感じ、まさかそんなところから?と思うようなところで重要な情報が聞けたり、意外な人物が真犯人だったりと、王道の探偵もので、やっぱりミッシングパーツ面白いな!と思いました。
好きな台詞は、「……一生かかってもいいよ」と、「この、真神恭介くんに!」です。
また時間が空いたら再プレイしたい作品。
推理物がお好きな方は、ぜひプレイしてみてくださいね。
こんな人にオススメ
推理物、探偵、膨大なテキスト、魅力的なキャラクター、ドラマチックなストーリーなどのワードに惹かれる方はオススメです!